神楽のえにし

デートプランニング

【あらすじ】30代半ばの独身キャリアOLゆりかの前に現れたのは祖母のかつての教え子という美容外科医の君島。ひょんな事から神楽坂に住む、ゆりかの亡き祖母の家で同棲をする事となり…。

【西園寺ゆりか】
恋に臆病になっている35歳独身キャリア。世間体に敏感で少し理屈が多い。
【君島雄二】
53歳の天才美容外科医。ゆりかの祖母トシコの、かつての教え子。幼少期のゆりかとの面識あり。ゆりかに思いを寄せている。

13:00…JR飯田橋西口駅

1週間程前にゆりかの祖母トシコが亡くなり、トシコの遺言の代わりにと言ってはなんだがトシコの家の鍵が君島のもとに便箋で届いた。文面はなく、ただ鍵だけが届いたのである。

互いに、ぎこちない様子ではいたが、君島という男は「僕にも権利がある。」と強引に押し掛けてきたが、ゆりかは、どこか懐かしさを覚え不思議な同棲生活が始まった。

今日は、ゆりかの両親に会う日だ。

13:15分…東京大神宮

東京大神宮といえば、東京の御伊勢様であり、縁結びに御利益があることで有名なスポット。恋が成就するよう参拝に行かれる女性が多い。

君島:「早く!早く!」
50代の男性とは思えないぐらいの好奇心と愛くるしさにゆりかは少しずつ気を許していた。
君島:「ここで、願うと恋愛が上手くいくんだって!!」
ゆりか:「君島さんって不思議な人ですよね。見た目は知的でクールなのに子供みたいな笑顔で…。私よりも女子力が高い!」

君島はゆりかの言動にニコッとだけ微笑んで無言で参拝をしている。
ゆりかは妙に落ち着く男、君島に何故だか引かれていっている自分に気付く。

13:40分 …ラカグ神楽坂

君島:「寄り道していい?」と満面な笑みの向こう側にあったのは【ペコちゃん焼き】だ。

君島:「昔は君のおばあちゃんと良く不二家に、ご飯を食べに行っていたんだ。というより、僕は君のおばあちゃんが好きだったのだけれども、勿論、相手にされなくてね…。君が5歳の頃に僕は君と会っていたんだよ。覚えてないだろうけど。」
突然の告白に驚きながらも昔のチグハグな記憶が少しずつ結ばれる。
頭の中の点を繋いでいる最中に目的地のラカグが流行りのリノベーションによって再築され、さびれた巨人が聳え立っていた。

ゆりか:「新潮社の倉庫だった建物ですよね?空き倉庫のイメージしかなかっです。」

忙しさに、かこつけて周りが見えなくなっていたんだと、ゆりかは再認識していた。

1階にはウィメンズファッション、2階にはメンズファッションが並んでおり、どれもセンスのいいものばかり。一流のデザイナーやバイヤーがハイブランドからベーシックなブランドまで良いモノだけを揃えていて、ラカグとエストネーションのみでしか手に入らない物など限定品もあったりする。

君島:「このお皿は、とても素敵なディテールだね。君の御両親にプレゼントしたいな。」

屈託もない笑顔に気品すら感じる。
大人の男の余裕というものを、ゆりかは、ここ1週間で感じていた。職場では部長という役職柄、手の掛かる弟分、嫌な目つきをした質の悪い目上男性に、うんざりしていたのだ。

家具のスペースも絶妙なセレクトだ。北欧ビンテージハルタなどを見ているだけでインテリアのヒントをもらえそうだ。

1階には、たまごサンドで有名な京都の老舗喫茶店「マドラグ」の東京第1号店がある。

店内はシンプルでとても素敵な空間。

ふわっふわのたまごサンドがこちら!
京都の洋食屋 、コロナの玉子サンドの幻の味を継承している。

15:30…juttoku

君島:「目に見えない香りを創るこのひと時の時間は、僕には、なんともいえない安らぎの時間なんだ。」

繊細な手つきで香りを調合しながら、自分自身と向き合える君島は少々、色っぽい。3日前の晩の出来事を思い出してしまい、ゆりかは顔を赤らめた。順序を間違えてしまった自分に久々に恥ずかしくなってしまったのだ。

お香づくり体験の流れ
1.使用する原料の説明と、日本のお香について。

お香は「何から」できているのか、お香の種類、お香の使い方、日本のお香の歴史やその背景など、
お香をより楽しむための知識を簡単な説明とともに。
2.印香づくり実践
実際にお香をどのように作るか体験していただく。
3.オリジナル印香づくり
最後に自由に原料を調合いただき、オリジナルの印香作り体験を。

■開催日時:
毎日(月、木曜日定休)
11:30~(土日祝日のみ)
13:00~
15:00~
17:00~(土日祝日のみ)
※事前予約が必要。
■所要時間 : 約60分
■開催場所: 神楽坂弁天町店
■定員:各回2~4名様
■参加費:3,000円

君島と、ゆりかは世界に一つだけのオリジナルのお香をプレゼントし合った。

17:00…神楽坂 zetto

神楽坂と聞くと少々、お高めのイメージがあるものだが、ゆりかを含め、ゆりかの両親も肩が凝る場所というのは、どうも落ち着かない。

君島:「神楽坂で、エビスビール、スパークリング、ワインが300円で飲めるお店って珍しいでしょ?」

君島:「肉やパテ、バーニャカウダなんかも、とっても美味しいんだよ。」

本当にこの君島という男は何から何まで出来過ぎている。嬉しい反面、ゆりかは、かつて君島が祖母の事を好きだった事。両親と同じくらいの君島との付き合いを良く思われていない事、最悪な元彼、前田の事が頭の中をよぎった。

まもなく両親が到着し、初めの不安がなんだったのかという程、和やかな雰囲気が続いた。

すると突然、君島が…

君島:「名も知らないこの人の近くにいたいと、僕の何かが決めてしまった…。それが先生の孫娘だったのは…でも…”恋”なのでしかたありませんでした。」
恋に臆病になっている、ゆりかの何かが壊れたのと同時に、ゆりかの両親もクスッと笑いだす。

“恋”なので仕方がない…シンプルかつ情熱的なアプローチで迫る君島にその場にいたゆりかは、とても幸せそうに微笑んでいた。
嬉しくて涙が溢れたのは久々の事かもしれない…。

いかがでしたでしょうか?工藤夏樹和風デートコンセプト大人向け少女漫画風味となっております(^^)抹茶風味でないのは残念ですが…。

神楽坂というエリアは和の中に洋があり洋の中に和が混在する面白いエリアです。
御時間の調整、訪れるスポットなどは色々と相談をしながら、真のオリジナルコースを一緒に作成しましょう^ ^
皆さまとお会い出来る事を楽しみにしております(^_^)
注*君島は彫りの深い日本人ですので悪しからず…笑