~わたし~ 第二章

2018-11-17 | その他

第二章

 

 

「ねぇ」

 

その声に私はひどく驚いた。

私のやっていることがばれたのか…

そう思うとこれからの学園生活は怖くなった。

これからストーカー呼ばわりをされるのか…

そう思うだけで寒気がした。

しかし彼女は

 

「あなたも二人を追ってるの?」

 

…?

 

 

私は拍子抜けした声で

「そう」

とだけ返した。

すると彼女は

「ならこっち来て、バレちゃうよ」

私は大人しく近寄り共に友人カップルを尾行した。

 

名前も顔も知らない

ただ闇の中で二人の声が甘酸っぱく

少し寂しく

響いてた気がする。

 

それからというもの

私はその子のことが気になっていた。

彼女は女子バレー部の一員であることに間違いはない。

だってあの夜話したのだから

しかし

気が動転していたせいか

名前までは聞いていなかった。

だから私はストーカー呼ばわりされてもかまわないからと

また尾行をした。

それも何回もだ

しかし彼女と毎回会えることはなく

会えたとしても恥ずかしさのせいで

話しかけられない時や

話しかけられても

まともに話せない私。

でも分かったことはある。

彼女の名前

優しい性格

弟がいる

 

 

普段は眼鏡をしていた私は

部活になると裸眼になる。

その為

向かいでやってる女子バレー部の顔はぼやけており

学内ですれ違う女子の

どの子が女子バレー部なのか

わからなかったのだ。

しかも帰りは夜道だし

街灯があまりない田舎にある中学だ

あの子が一体誰なのか

それだけが気になっていた。

そんあこんなで時は過ぎ…

 

2/14

 

バレンタインの日がやってきた。

続く…

————–

WRITER- 大和 晃 -

大和 晃

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